2013年05月31日

肥満遺伝子

肥満遺伝子とは、体内エネルギーの代謝に関係する遺伝子で、最近の研究では50種あると言われており、その中で、日本人の肥満遺伝子は、大別しますと3種であるとされます。

その第一順位の肥満遺伝子は、「β3アドレナリン受容体(β3AR)」タイプで、日本人の約34%の人に存在し、第二位は、約25%の「脱共役たんぱく質1(UCP1)」の遺伝子を持つ人たちで、第三位は、国内の16%の「β2アドレナリン受容体(β2AR)」遺伝子を持っていると言われます。

第一順位の「β3アドレナリン受容体(β3AR)」タイプの遺伝子は、副腎などで分泌されたアドレナリンと結合することで、中性脂肪にスイッチが入り、遊離脂肪酸とグリセロールに分解されて、血中に放出されて各細胞に運ばれ、酵素により代謝されます。

この遺伝子に遺伝がありますと、このメカニズムは機能しませんので、代謝が低下し、1日の代謝が、米飯1杯分の約200calが低下すると言われています。

次に多い脱共役たんぱく質1(UCP1)遺伝子は、細胞内の「ミトコンドリア」に存在し、この活性化で、中性脂肪の遊離脂肪酸を産生して、運動を伴わないエネルギーを変換します。

このUCP1遺伝子に異変がありますと、1日の代謝が、米飯1/2杯分の約100calが低下すると言われます。

第3位のβ2アドレナリン受容体(β2AR)」遺伝子は、心筋細胞、気管支平滑筋、前立腺に多く、脂肪細胞にも存在し、この異変は、逆に代謝量が約300calと高くなり、この遺伝子を持つ人は、肥り難い体質の人となります。

この様に肥満遺伝子の分布率は、日本人の約60%の人が肥り易いタイプであることが分かります。

日本人を含めた黄色人種では、β3受容体とUCP1の遺伝子に変異が起こっていることが多く、熱を産生することが少ない反面、カロリーを節約し消費しにくい体質であり、この変異した遺伝子を節約遺伝子とも呼ばれている。

その節約体質に、高Calの食材は体質に合わない食材で、その摂取は、当然に肥満となるゆえんなのです。


posted by i9zou at 14:21| Comment(0) | 肥満遺伝子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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